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棚卸しが終わらない4つの原因と効率化の方法|バーコード・QRで棚卸時間を半分にする

毎回の棚卸しに丸1日かかる、数が合わず数え直し…。棚卸しが終わらない4つの原因と、バーコード・QRコードを使った効率化の進め方を中小企業向けに解説します。

はじめに

「棚卸しのたびに業務を止めて丸1日」「数えても帳簿と合わず、結局数え直し」「終わったころには全員くたくた」——毎月・毎期の棚卸しは、在庫を持つ会社にとって一番憂鬱な行事ではないでしょうか。

棚卸しがつらいのは「数える作業が大変だから」だと思われがちですが、実は原因の大半は数える前の日常業務の側にあります。日々の記録の仕組みを変えないまま棚卸しのやり方だけ工夫しても、楽にはなりません。

この記事では、棚卸しが終わらない4つの原因と、バーコード・QRコードを使った効率化の進め方を、中小企業の現場目線で解説します。

この記事を読むとわかること

  • 棚卸しが毎回大変になる4つの原因
  • バーコード・QRコードで棚卸しがどう変わるか
  • 棚卸し「だけ」を効率化しようとすると失敗する理由

棚卸しが終わらない4つの原因

まずは「あるある」を整理します。心当たりがないかチェックしてみてください。

① 帳簿が日頃から合っていない

日々の入出庫が記録漏れ・転記ミスでズレたまま棚卸しを迎えるため、数えた実数と帳簿が合わず、差異の調査と数え直しに時間を吸われます。棚卸しが大変な会社のほとんどは、これが最大の原因です。

② 紙に書いて、あとでエクセルに転記している

棚卸表を印刷して現場で手書きし、事務所でエクセルに打ち直す。同じ数字を2回扱うため時間は倍かかり、転記ミスで「数えたのに合わない」が起きます。

③ どこに何があるか、人の記憶頼み

置き場所が決まっていない・ベテランしか分からない状態だと、探しながら数えることになります。1品目あたりの時間が倍増します。

④ 全品目を毎回数えている

動きの少ない品目まで毎回全部数えるため、時間がかかります。日頃の記録が正確なら、差異の出やすい品目に絞って数える運用ができるはずです。

効率化の本丸:「数え方」ではなく「日常の記録」を変える

棚卸しは、日々の在庫記録の答え合わせです。日常の記録が正確なら、棚卸しは「確認作業」で済みます。逆に日常がズレていれば、どんな棚卸しテクニックを使っても毎回大仕事になります。

だから効率化の順番はこうなります。

  1. 日々の入出庫をその場で記録する仕組みを作る(バーコード・QRの読み取りで手書き・転記をなくす)
  2. 帳簿の精度が上がる → 棚卸しが「全数調査」から「差異チェック」に変わる
  3. 棚卸し当日もスキャンで数える → 集計が自動化される

棚卸しのBefore/After

項目現状(手書き・転記)仕組み化後(バーコード/QR)
日々の記録手書き→夕方にエクセル転記その場でスキャンして完了
棚卸しの範囲全品目を毎回数える差異の出やすい品目中心で済む
当日の記録紙に書いて後で入力スキャン+数量入力で即集計
差異の調査どこでズレたか分からない記録が残っており原因を追える

具体例:棚卸しに丸1日かけていた卸売会社のイメージ

たとえば、毎月末に社員5人で丸1日かけて棚卸しをしていた卸売会社が、日々の入出庫をスマホのスキャンで記録する仕組みに変えたとします。帳簿が日頃から合うようになったため、月末は動きの多い主要品目の確認だけで半日以下に。差異が出ても入出庫の記録をたどれるので、原因調査の「犯人探し」もなくなります。

システム化でできること(主な機能)

棚卸しの効率化を軸に在庫管理をシステム化する場合、たとえば次のような機能が考えられます。すべてを最初から作る必要はなく、御社の業務に合わせて必要なものだけを組み合わせます。

  • バーコード/QR読み取りでの入出庫登録:日々の記録をその場で完了させる
  • 現在庫の一覧・ロケーション管理:どの棚に何が何個あるかを見える化
  • 棚卸しモード:スキャン+実数入力で棚卸表を自動作成
  • 差異リストの自動抽出:帳簿と実数がズレた品目だけを一覧表示
  • 棚卸し履歴の保存:過去の棚卸し結果をいつでも参照
  • CSV出力:会計処理・監査資料用のデータ書き出し

棚卸しとセットで見直される業務の例

棚卸しの悩みは、日常の在庫業務と地続きです。心当たりがあれば、各記事もあわせてご覧ください。

小さく始めるなら、どの機能から

棚卸しの効率化で一番効くのは、実は棚卸し機能そのものではなく「日々の入出庫記録のスキャン化」です。ここから始めると帳簿の精度が上がり、数ヶ月後の棚卸しから楽になっていきます。

そこで効果を確認してから、棚卸しモード → 差異リスト、と段階的に広げていけば、無理なく投資を回収しながら進められます。

相談前に準備しておくとスムーズなもの

お問い合わせの前に次のものをご用意いただけると、より具体的で現実的なご提案ができます。もちろん「まだ何も決まっていない」段階でのご相談も歓迎です。

  • いま使っている在庫表・棚卸表のエクセルや帳票のサンプル
  • とくに困っていること(棚卸しにかかる時間、差異の多さ、数え直し など)
  • 品目数・拠点数・棚卸しの頻度と参加人数などのおおよその規模感
  • いつ頃までに・どのくらいの予算で進めたいかのご希望

これらが揃っていれば、初回のご相談だけでも概算の規模感までお伝えできます。

よくある質問

Q. 棚卸しの機能だけを作ってもらうことはできますか?

A. 可能ですが、おすすめしません。棚卸しが大変な根本原因は日々の記録のズレにあることが多く、棚卸し機能だけ入れても「数えるのが少し速くなる」止まりです。日々の入出庫の記録から一緒に見直す方が、結果的に棚卸し時間が大きく減ります。

Q. バーコードが付いていない部品や材料でも使えますか?

A. 使えます。自社でラベルを発行して貼る運用にすれば、既製コードのない部品・材料・自社製品でも同じようにスキャン管理できます。自社発行のラベルは、スマホのカメラで安定して読み取れるQRコードがおすすめです(既製品のJANコードを読む場合は、数千円〜の外付けバーコードリーダーを使うのが確実です)。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

A. 内容によりますが、在庫の一元管理を中心としたExcel脱却で40万円〜、スキャン登録・棚卸しモード・差異リストまで含む業務効率化で80万円〜が目安です。詳しくは料金ページをご覧ください。

まとめ・次のアクション

棚卸しが終わらない原因は、次の4つです。

  1. 帳簿が日頃から合っていない
  2. 紙に書いて、あとでエクセルに転記している
  3. どこに何があるか、人の記憶頼み
  4. 全品目を毎回数えている

効率化の本丸は棚卸し当日の工夫ではなく、日々の記録をスキャンでその場で終わらせる仕組みです。帳簿が合い始めれば、棚卸しは「全数を数える大仕事」から「差異を確認する半日仕事」に変わります。

「うちの棚卸し、どこから手を付ければいい?」という相談も大歓迎です。現状のやり方をお聞かせいただければ、規模感に合わせた現実的なご提案をいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。


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